最新のシステムはテストが重要(引っ張ることで耐久性チェック)

金属を引っ張る

パソコンとメモ

引張試験の目的とよく出てくる用語の意味を知りましょう

引張試験の目的は、金属材料の引っ張り特性を知ることです。それを元に機械などの工業製品の部品などとして使われる時に、その製品の品質や信頼性の根拠のひとつとなります。 一般に、金属材料の引張試験をしますと、引っ張る力によって弾性変形から塑性変形、そして、破断に至ります。 金属材料は引っ張った時に伸ますが、加えている力をなくすと元に戻ります。このような状態を弾性変形と呼びます。ただし、元に戻る時間は金属の種類によって異なります。 この金属材料を引っ張りつづけますと、さらに伸びますが、ある時点で形が元に戻らなくなります。このような状態のことを塑性変形と呼びます。 そして、さらに引っ張り続けますと、最後は金属材料が切れてしまいます。これが破断です。

この試験による金属材料変化はどのようなものなのでしょうか

ある金属材料を引張試験にかけてみますと、得られるデータはいろいろありますが、大きなものでは、加えた力と金属材料の伸びです。この2つの値をグラフにしたものを応力-ひずみ線図と呼んでいます。 縦軸に力(応力)横軸に伸びをとってグラフにしてみますと、一般的なものでは、次のようになります。 引張試験の最初は、弾性変形しますので、右肩上がり(応力に比例して伸びる)の直線に近いグラフになります。ある点で塑性変形に変わり、グラフは右肩下がり(応力が小さくても伸びる)になりますが、また右肩上がりに変化します。 その後は、なだらかな右肩上がりから右肩下がりに変わり、最後は破断します。 この応力-ひずみ線図からは、最初の弾性変形のところから弾性率がわかり、そこから反転する点で塑性変形に変わる点がわかります。その他にも塑性加工にかかわるデータやその金属材料の最大強度なども知ることができます。